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副業・兼業プロ人材活用

株式会社緑公園柴田造園

https://www.aichi-projinzai.jp/archives/case/shibata-zouen

低コストで成果を実感。副業人材が社内のペースメーカー的な存在に

 

副業兼業プロ人材を活用し、新規事業の立ち上げに取り組む「株式会社緑公園 柴田造園」。副業人材活用に至った経緯や、活用の方法、課題点などについて、同社代表取締役社長 柴田賢一さんにお話を伺いました。

 

■会社概要についてお聞かせください。

瀬戸市にある造園会社で、祖父が創業し、父が2代目、私が3代目と続いて73年目になります。造園業や庭造り、官公庁から依頼される街路樹の剪定や公園の芝刈、草刈のほか、森林の伐採、間伐などをやらせていただいています。正社員が6名ほどで、役員が2名、アルバイトが10名前後の会社です。

 

■「高木レスキュー隊」というキャッチーなネーミングのサービスもありますね。

 

一般的な造園会社では難しい大きな木の伐採や思い入れのある木を残したいというご要望にお応えしています。私が「樹木医」の資格を持っているので、「木を生かす」ことにも取り組みたいと考え、「レスキュー隊」という名称をつけました。

 

■どういったテーマで副業人材を採用・活用されましたか?

 

コロナ禍の影響で、働き口がない未経験の方を何人かアルバイトとして雇い入れました。今後もそのような方達の仕事を確保するため、「緑のレスキュー隊」という、緑の便利屋さんのような事業を立ち上げたいと考えたのです。しかし、既存の仕事で手いっぱいで、マーケティングやビジネスモデルの構築について検討する時間がない状況でした。そこで副業人材の方を活用させていただくことにしたのです。

■どのような形で副業人材活用という手法を知りましたか?

 

愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点さんと人材紹介会社さんが開催したセミナーです。そこで副業人材で成果を出された企業さんの紹介を聞いて、「このような方法があるのか」と興味を持ちました。

 

■どのような点に魅力を感じられましたか?

複数人と面談をして選べる点、そして明朗会計で状況に応じて契約解除ができる点が魅力でした。長期契約したのに結果が出ないといったリスクを軽減できるところがいいですね。

 

■初めての副業人材活用で、人材紹介会社を使ってみていかがでしたか?

愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点さんにサポートしていただいたのでスムーズでした。特に、求人要項作成にあたり、弊社の要望や目的を愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点さんにまとめていただけたのは大きかったです。

 

■募集を開始された後、進め方についてはいかがでしたか?

 

15人の応募がありました。素晴らしい経歴の方々ばかりで、どのように選んだらよいか困りましたね。“嬉しい悲鳴”というのでしょうか。全員と話せなかったのは心残りですが、7名くらいと面談して、最終的に1人と契約しました。銀行の経験がありリスク感度が高い方で、「失敗しないために、こういうことをやるといいですよ」と建設的なアドバイスをいただけそうだと思い決めました。僕は失敗が嫌なタイプなので合っていると感じたんです。

 

■副業人材とのコミュニケーションはいかがでしょうか。

 

東京の方ですが、最初は事務所まで来ていただいて対面で打ち合わせをしました。副業人材さんから課題をいただいて、我々が提出するといった流れでやっています。基本はオンラインですが、月に1回はお越しいただいて内容を確認しています。

 

やはり距離がありますから、すぐに会って質問できない点は難しいと感じています。また、社内の全員が副業人材について理解をしているわけではなく、「なぜ外部の人に頼むのですか?」とネガティブな意見を持つ者もいるのです。どのように説得したらよいかが課題ですね。

 

■現在新規事業のキャッチコピーやプロモーションの検討、テストマーケティング等を進められておりますが、具体的にはどのような成果があったと感じられていますか。

 

机上の検討は終わって検証に進み、数か月後にはスタートできそうです。弊社だけでは、なあなあになってしまいがちですが、外部の方がいるとペースメーカーのような役割をしていただけるので、プロジェクトが進行しますね。

 

■今後副業人材活用を検討される企業様へ、活用のメリットや魅力についてお話をいただけますか?

 

専門知識を中小企業でも手が届く価格設定で提供していただけることが、とてもありがたいですね。同じようなことをコンサルティング会社に頼めば、何百万もかかるイメージですが、数十万円ぐらいで実現できるので助かります。何よりペースメーカー的な役割をしていただけるのが一番のメリットです。実際に活用して良かったと思っています。

 

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