活⽤事例

経緯・背景

以前から、社内の有給取得率100%や子育て支援の制度運用など、
女性が働きやすい職場環境の整備に取り組んでおり、縫製や加工の現場では女性を中心としたスタッフ体制で、人材確保にはそれほど困っていなかった。ただし、メッシュ関連の国内商品について、海外との取引を強化、拡大したいというタイミングで支援機関へ相談していた時にプロフェッショナル人材戦略拠点からの訪問機会があり、まずは経営相談に至った。

課題

社内では海外との取引に必要な語学力を活用して、積極的に対応できる人材が不足しており、海外取引や語学力のある外部人材の活用が必要と感じていた。また、インフルエンザの流行や水害などへの対策の強化など、メッシュ製品の加工・販売が外部環境や需要の急激な変化に対して対応できない状況が続いていた。
国内での特需に対して、供給体制も追いつかず、海外での取引拡大を含めた攻めの経営を戦略的に取り組む体制が整っていなかった。

拠点による取り組み事項

何度か経営相談に対応する中で、生産体制が若干落ち着くタイミングを見ながら大企業での豊富な勤務経験を持つプロフェッショナル人材を中心に人材活用スキームを紹介し、出向及び再就職支援にて複数の人材確保に至った。その結果、課題解決に活かされる人材の確保・活用につながった。

採用企業の声

多店舗での直接販売の顧客サービス対応業務だけでなく、バイヤー、ＭＤとしての市場分析、商品企画の立案など、仕入れから販売までの一連の流れについて経験がある人材でしたので、買い手となるお客様目線での丁寧な業務対応が身についており、他の従業員にもよい波及効果が出ています。非常にコミュニケーション能力も高く、社内業務の連携と社外とのキャッチボールがスムーズにできています。

プロ人材の声

前職では、大きな組織の中でのプレッシャーや緊張感を日々感じながら仕事をしていました。現在はアットホームな組織風土や良好な人間関係の中で仕事ができていますので、非常に感謝しています。また、自分の自宅と実家にも近いので、職場を拠点に両方に顔を出せるのは、家族の対応としてもありがたい状況です。
前職では、本部のバイヤーとして買い手のポジションでの経験とスキルがありますので、買い手の立場を意識した売り手としての積極的な提案営業や外部との折衝にも、今後は貢献したいと考えています。