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佐橋工業株式会社

https://www.aichi-projinzai.jp/archives/case/sahashi

工場の生産現場にはりついて現状調査と診断を実施の上、短期・中期の3か年改善計画をつくり、改善に着手

企業名:佐橋工業株式会社
本社所在地:愛知県小牧市
創業年:1952年

事業内容:自動車要防振ゴム製品の製造、工業用ゴム製品の製造、樹脂製品の製造、金型・治具等の設計製作
従業員数:408名

 

 

 

 

 

 

01 抽出された経営課題

ものづくりの転換と生産ライン構成の組み換えで、より高い品質と生産性向上を実現する

お客様が要求される品質レベルの高度化、働き方改革による人員の増加、エネルギー・資材等の経費アップ等、コストアップ要因が多く、大幅な売上増加が見込めない中、収益が大変きびしくなってきています。
生産性向上や経費削減のコスト低減活動は行っているものも、人手不足で日々の仕事に追われ、なかなか充分な成果があげられていない状況です。
また次世代の人材育成も急務とわかりつつも、教える人材の余裕がなく手がついていません。将来に向けて生産体制の再構築とDX化も必須であり、この状況を打破しなければならず、その突破口を探っています。

 

 

 

02 プロ人材に与えられたミッション

改善活動による生産性の向上と将来に向けた生産体制の再構築・そして改善人材の育成

1.生産においては、
短期的には、すぐにとりかかれる現場改善の抽出と実施による確実な成果出し、成果を維持する手順書(動画)の作成。この繰り返しを現場の人材とともに行うことで人材育成し、改善のできる人材を増やす。
中期的には、生産ラインの見直しと自動化の導入。
2.技術においては、
図面・見積等の業務のシステム化。
3.全社においては
改善チームのリーダーとして、各分野の改善推進と次世代を担う人材を育成し、改善風土(カルチャー)の醸成と定着をはかる。

 

 

03 プロ人材がもたらした効果

3か年の改善計画ができ若手との改善活動が始まった

社員一人ひとりの目線にあわせたコミュニケーションにより、短期間で現場の実態把握と改善の洗い出し、そして3か年改善計画ができました。この間、いっしょに活動する若手社員も前向きに取り組んでおり、とてもよいスタートがきれました。社外の展示会へ行き、情報を入手し勉強するなど、積極的になってきています。
川島氏のヤル気と真摯な姿勢で、仲間の共感を得てきていると感じます。上司も幹部も皆、川島氏との会話を大事にしてサポートしています。

プロ人材 入社時のプロフィール

川島 良英 氏(かわしま よしひで)
役職名:技師
年齢:50歳代
家族構成:-
出身地:三重県
還流ルート:転居なし
業務遂行手段:事務所での業務

主な経歴 :
製造会社でFA向け電子機器の商品開発・機構設計。CAD・CAEの導入・立ち上げ。

入社経緯や働きがい:
大企業での定年退職を控え、これからの人生を考えた結果、自分のスキルと経験を生まれ育った地元の会社で活かしたいと思い、会社の人事部に相談し、佐橋工業に入社することになりました。現場の第一線での仕事で、自分の性にあっていてとてもやりがいを感じています。職場の人たちとの交流を少し心配していましたが、あたたかく受け入れていただき感謝しています。改善を積み重ね、いっしょに喜び成長していきたいと思っています。

 

企業からの声

代表取締役社長
小林 淳 氏(こばやし じゅん)

常日頃、現状打破したいと考えていたところ、愛知県プロフェッショナル人材戦略拠点から大企業からの転職希望の打診を受けました。求めていたプロ人材と経歴が合致したため、大企業の人事担当の方とお愛し、川島氏との面談・採用・入社となりました。
社員とのコミュニケーションも取れており、入社してすぐに精力的に動かれています。改善活動一つ一つの積み重ねで仲間の信頼を高め、会社の生産性向上と人材育成で力を発揮していただくことを、大いに期待しています。

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